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モルトウィスキーは、地理的に大きく「ハイランド」「スペイサイド」「ローランド」「キャンベルタウン」
「アイラ」「アイランズ」の6つの生産地に区分されています。
お手元に地図帳があればご参照いただければと思います。
地勢上の分類ですから風味が共通の画一的なものではありません。
100あれば100の風味がシングルモルトなのですから。
とはいいつつ風情としての味わいを私なりに表現しておきます。
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「ハイランド(HIGHLAND)モルト」
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スコットランドは、東のダンディー、西のグリーノックを結ぶ線を境に北側をハイランド地方、
南側をローランド地方と古くから分けて呼んでいます。
その美しい湖沼群と山稜のハイランド地方で作られるモルトです。
広大な地域なので、ここでつくられるモルトも千差万別。東西南北4つに分割して語られますが、
誤解を恐れずにいえば、男性的な古武士のようなスコッチがあるような気がします。
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「スペイサイド(SPEYSIDE)モルト」 |
ハイランドモルトの中でもスペイ川流域でつくられるモルトを特にこう呼びます。
フライフィッシングの好きな方は、ダブルハンドのスペイキャストでサーモンフィッシングの本場としてご存知の川です。
スコットランドの約半分の蒸留所がここにあります。
本場中の本場、モルトのメッカですので、スコッチらしいスコッチ、しかも最上の、といった形容詞が使われるモルトが多くあります。
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「ローランド(LOWLAND)モルト」
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前述した境界線の南側がローランド。
イングランドと接しており、かつてはハイランドと同じくらいの多くの蒸留所がありました。
今はモルトの蒸留所としては3カ所が操業するのみ。現存する最古の蒸留所もこのローランドにあります。
モルトだけでいえば孤城のたたずまいといえましょうか。
グラスゴー、エジンバラといった都市を含み緩やかな丘の田園風景のイメージとあいまって、優しく儚い味わいを感じます。
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「キャンベルタウン(CAPBELTOWN)モルト」
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キャンベルタウンは、アイルランド島に向けてぐいっと伸びたキンタイア半島の先端にある小さな町です。
この町に20世紀初頭には30以上の蒸留所があったといわれています。
当時はモルトウィスキーの町であり華麗なる都といった風情だったのでしょうか。
今は2つの蒸留所が残っていますが、ともに華やかな時代を思い出させるような芳醇な香りと妖艶な味わいを持つモルトです。
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「アイラ(ISLAY)モルト」
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アイレイモルトともいいます。
キンタイア半島のすぐ北西よりのアイルランド島に近い島がアイラ島です。
佐渡島ほどの大きさですが、スコットランドの島々の中で最も多くの蒸留所があるモルトの島です。
蒸留所は全て海辺にあり、厳しく強い潮風が運ぶのであろう「潮の香り」と
海草でできたピートを使っているのではと感じさせる「ヨード臭とスモーキーさ」が特徴の他にはない独特なモルトです。
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アイランズ(ISLANDS)モルト」
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諸島のモルトということです。
先に述べたアイラ島以外の島々の島酒といえます。
一番北にあるオークニー島、キンタイア半島の南にあるアラン島、
半島を挟んで北のアイラ島の手前にあるジュラ島、その北にあるマル島、
さらにその北に位置するスカイ島の5つの島のモルトを総称してこう呼びます。
味わいは、
それぞれに特徴的な島の生一本となっています。
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